製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

薬剤師、飽和時代が到来するのか?現場で働く薬剤師に働き甲斐や今後の展望について聞いてきた

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現役MRのユウトです。

 

最近徐々に暖かくなってきましたね!

昨日はちょっとした食事会だったんですが、

コートを家に忘れてしまい食事会の店までどうしよう。。。と思っていましたが、

めちゃくちゃ寒いというわけでなく、

なんなく切り抜けられました!

これからドンドン暖かくなってくるので、

すごく外回りの人間としてはうれしい限りです。

 

で、先日は同級生のAさんとたまたま出張先が一緒になるという奇跡的な出会いから交流を図ってきました。現在、彼女は大病院の門前薬局に努めており、その楽しみや働き甲斐などを聞いてきたので、早速書きたいと思っています。

目次

Aさんの経歴

先日、食事会に行ったのは同級生Aさんです。彼女の経歴を簡単に書いていきたいと思います。

地元の薬局チェーン店に就職

東海地方で3年(クリニックの門前薬局)

北陸地方で3年(クリニックの門前薬局)

四国地方で3年(大病院での院内薬局、門前薬局)

こんな感じで自由奔放に仕事をされています。MRみたいに色んな地域に言っているので「薬剤師さんでこんな移動する人珍しいですね?」と聞くと、色々な土地にいってその土地の患者さんと触れ合うこと、さらにはその土地を旅行感覚で楽しめるから今はすごく楽しい!と言っていました。

けど、チェーン薬局内の移動なのですが、関西地方は人気が高く、地方は人気がないため、関西地方への配属は期待できないともいってました。

 

大病院の門前薬局のやりがい

色々な経歴があるので、どのポジションがおもしろかったか聞いてみましたが、どれも楽しかった!と即答でした。今の調剤門前薬局も楽しく、彼女の薬局の他に2店舗隣接しているのですが、彼女の薬局が立地条件が悪いのにも関わらず、一番の人気店だそうです。全処方箋の30%ほどとっているようです。

理由は彼女含めスタッフ全員が患者さんの事を第一に考え、スピーディーに調剤し、提供していることが一番のうれしがられるポイントだそうです。

「前の薬局では倍の待ち時間があった。。。」

「言葉遣いにカチンときてしまった!!」

そんなこんなで立地条件以上に患者さんが選んでくれるので、満足して帰ってくれた時、次回から色々な話もり教えてくれるので、地元人しかしらないスポットなどを教えてくれるそうです。旅行感覚で色々な土地にきているので、素直に休日の過ごし方は困らないと言っていました。

 

チェーン薬局で全国を飛び回る理由

正直、MRの方が給料が良く、福利厚生も手厚いような気がしているので、全国転勤があるのであればMRの方がいいんじゃないかと思いましたが、チェーン薬局の全国勤務の薬剤師さんの手当は手厚いですね!

しかも地方になればなおさら!!

家賃は90%を負担してくれるそうです。

薬剤師の手当の他に遠方地手当、さらには特別手当がつくそうで、特別手当は40000万円程度と聞きました。Aさんは地方なら家も買えるくらい溜まったよといっていました。。推定3000万円くらい?笑

 

場所によって患者さんは変わる?薬剤師が語る患者さん

僕はまだ2か所しか経験していませんが、彼女は8か所くらい転々と転勤しています。そして患者さんと直接触れ合うので、患者さんは場所によって変わるのか?聞いてみました。

変わるそうです。。。今の場所はセッカチな人が多く、調剤する際にもよりスピーディーに動くことが求められている。前の赴任地は逆に雑談を聞いてくれる人が重宝されたと言っていました。場所によって患者さんのキャラクターは多少変わるようです。

 

門前薬局の楽しみと辛さ

患者さんが喜んだときは素直にうれしいと言っていました。そのために現在、患者さん向けのメディカルイベントを計画している模様で、体験型の勉強会を薬局で開催しようとしているようです。

大病院の薬剤部にいたときは日々の業務に追われ時間がなかったそうですが、門前薬局になり、より患者さん(健康な)と接する機会が増え、疾患の勉強や予防法の重要性を感じるようになり、開催に至ったようです。

辛さはスタッフによって仕事のやる気が変わってくるようで、働く場所・人って凄く重要なんだなと感じました。

 

今後の薬局経営について聞いてみました&考えてみました

Aさんの勤める薬局はずっと右肩上がりだった業績も前回の診療報酬改定で初めて1年だけ赤字になったそうです。

そこで取り入れたのが、本当の意味での地域密着型経営。なのでメディカルイベントなども本社の許可なし(申告だけ)に実施できますし、権限が薬局に与えられているようです。

今後、さらに経営は厳しくなり、残れる薬局は限られてくるかもしれません。けど、人が選ぶものなので、そこには感情が生まれます。満足させることに特化しているAさんの薬局は間違いなく生き残るでしょう!そして本人たちもそれを楽しみにしている。

 

だからこそ色々な経験をするうえでも派遣薬剤師や短期間でパートなどをしたりして見定めることって重要なんじゃないかと感じました。

 

現状に満足していない、薬剤師への転職を考えているMRの方や現薬剤師で転職を考えている人。こんなに楽しく働いているAさんのように一度職場を変えてみるのもありかも。。。です。

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