製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

ハイパフォーマンスMRについて考えてみる。色々な見方がありますが、本質は同じだと思っています

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現役MRのユウトです。

 

よく優秀なMRってどんな人だろうと考えることがあります。(ここで触れるのは社外に対して優秀なMRになります。

みなさんはどのように考えますでしょうか?

 

人それぞれの価値観があるので、ある人からは評価され、別の人からは評価されない場合も考えられると思います。

けど、たまーーーにどんな人からも評価されるMRって周りにいませんか?

僕は数人思い浮かびます。

自分がその人にはなれないかもしれませんが、近づけることは可能ですし、その人の行動を分析することで、優秀な人ってこんな人っていうのが、なんとなくわかってきたような気がします。

 

そんな風に思っていたら、とある雑誌に「ハイパフォーマンスMRはこう動く!」って記事が取り上げられていました。

 

それも参考に考えていって、自分はどの方向に進むべきなのかを考えたいと思います。

 

目次

ハイパフォーマンスMRの定義

優秀って色々あると思います。

ここでハイパフォーマンスMRとはどんなMRかを考えたいと思います。

まず営業数字ですが、毎期100%達成していればよいのですが、正直数字は泡モノです。

特に希少疾病やオンコロジー製品を担当していると分かるのですが、1症例数十万単位で動きます。

1症例処方されれば幸せです。1症例ドロップアウトしてしまえば不幸せです。

しかも希少疾病になればなるほど、患者さんがいませんので、計画だけがあり全然進捗しない状態になってしまいます。

また、先生が自社製品が好きでバンバン処方してくれれば、寝てても数字は達成します。

このように数字という1軸だけを取ってしまうとハイパフォーマンスMRって何??と考えてしまいます。

ですので、ここでいうハイパフォーマンスMRは先生から何か困った際に話しかけてくれるMR、頭に浮かぶMRをさしたいと思っています。

 

とある雑誌の考えるハイパフォーマンスMRとは

特集が組まれていました。

今日、様々な新薬価が厚労省から提示されていますが、長期収載品に依存している会社は経営が傾くだろう。。。というものになっています。

だからこそ、どの会社に行っても通用しそうなハイパフォーマンスMRの特集が組まれていたのかもしれません。。

 

記事は様々な切り口から分析しています。

・次世代MRの姿

・情報感度の問題

・生産性向上に向けて

・巷で騒がれているMR不要論について

・今後のキャリアについて

 

こんな切り口からアンケートなどを交え筆者の独自の分析が行われています。

記事を掲載するのは無理ですので、、、要点をまとめさせて頂くと、、、

ハイパフォーマンスMRは

・本社の求められるアクションの重要度が低い

・学会誌などから情報を得ている

・他社情報の入手

業界紙から情報収集

の傾向があるそうです。

 

決して本社の求められるアクションの重要性が低いのではなく、それは最低限のアクションとして直ぐに終わらせる。

そして自分の独自の情報網から得た情報をフル活用してディテーリングを行うような活動です。

 

「もうやっているよ」

 

といった人もいるかもしれませんが、顧客からは求められる存在になっているでしょうか?

自問自答していただき、Noであれば残念ながらハイパフォーマンスMRではありません。もっと高いレベルで情報収集しているのがハイパフォーマンスMRです。

(ちなみに僕は凡人MRです。。。)

 

現役MRが考えるハイパフォーマンスMRの必要条件

僕が考える像を記事にする前に、

よくプライマリーMRの将来はない、今後はスペシャリティMRだ!などの論調が記事になっているのを見ます。

実際僕もその流れは正しいと思いますし、今後プライマリーで生き残るには大変かもしれません。(誤解してほしくないのは、決してスペシャリティMRがラクして生き残れるとは言っていません。。)

 

では、何故その流れがあるのでしょうか?

 

僕なりの答えは「パイプライン」です。

製薬会社はプライマリー部門よりスペシャリティへの投資開発を積極的に行うと言っています。

しかし、スペシャリティ分野の開発は非常に難しいものになります。

さらによくパイプラインを見てみるとまだまだプライマリー分野の開発品は多く存在しています。

きっと、今までと比べるとスペシャリティ分野に注力するといったメッセージなんじゃないかと解釈しています。

 

そこで本題ですが、

プライマリーとスペシャリティのハイパフォーマンスMRは本質は同じですが、活動が違うような気がしています。

 

プライマリーMR

・製品だけでない情報ももっている

 

スペシャリティMR

・製品や疾患の知識が豊富

 

なぜこの違いがあるのか?

それはプライマリーは薬剤を投与すれば数値が安定します。

Dr自身が経験から一番わかっており、専門になればなるほど、おれに教えるな!といった雰囲気が出てきます。

 

スペシャリティ分野は、適正使用をしないと悪化する恐れもあります。

Dr自身も知らない疾患を相手にします。そのため疾患啓発も踏まえ、Drに教えてあげるという縮図が出来上がります。

 

そのため、医薬情報担当者という意味ではスペシャリティの方が楽しいかもしれませんし、スペシャリティMRのハイパフォーマンスMRは圧倒的な知識量があれば認められる可能性は高いです。

 

 

プライマリーMRは消えてしまうの?

消えません!

各社「地域包括ケア」をキーワードに生き残りをかけているような気がします。

なぜなら、4月から本社一括管轄から各エリアに権限をある程度、譲渡することで、地域にあわせた営業活動を行う組織づくりを作っています。

製品の情報だけでなく、コンサルのような情報提供まで行おうとしているのが見えます。

先生の経営面まで話を持っていき、そこで役に立ち自社製品を採用・処方してもらおうとしているのではないでしょうか?

そこを乗り越えたMRこそ、プライマリーでのハイパフォーマンスMRだと思っています。

 

スペシャリティにしてもプライマリーにしても先生のニーズを満たす人が求められる=ハイパフォーマンスMRなんじゃないかと思っています。

 

ただし、、、、プライマリーにしてもスペシャリティにしても、これから生き残る会社とは 

製品開発力のある会社

これが数十年にわたり生き残る会社の条件だと思います。

 

①まずは製薬業界に入ること

②開発力のある会社に入社すること

 

これって凄く安心して働くうえで大切なことだと思いますので、是非参考に自分の現状と照らし合わせて考えてください!

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