製薬業界は危ない、今すぐ転職だ！と考えてる20代、30代のMRに読んでもらいたい！人生１００年時代に向けての究極の３ステップ
現役MRのユウトです。
MRの将来性ってビミョーだよね！
毎年早期退職の話が出ているし、
最近ではMSDの記事がYAHOOのトップニュースになってたよ
だから、MRはもうおしまい！
医療業界から転職しまーす♡
そんな事を思っている20代、30代の若手MR！
ちょ、ちょ、、ちょっと待ってください！！
そんな安易な考えでMRを辞めるのはホントもったいないです！
もし、辞めるにしても
もっと情報を集めてから決めてーーと叫んじゃいます。
MRの将来性は、まだまだあります。
辞めてもあなたの人生をMRは幸せにしてくれます。
この記事が
あなたの人生を決める情報の１つとしてお届けできれば幸いです
【目次】
【ステップ１】現状を理解する。製薬会社が早期退職を募る理由
本当に毎年のようにありますね。。
記憶するだけでも
外資だとグラクソスミスクライン、ノバルティス、ファイザー、サノフィ、MSD、
内資だと武田薬品、アステラス、第一三共、エーザイ、田辺三菱、大日本住友製薬
がここ数年間で募集しています。
公にはなっていませんが、
今でも武田薬品は３か月に１回くらい社内のHPで早期退職を募っています。
そのような背景もあり、
MR数は２０１３年の６万５７５２人をピークに
直近３年で２５００人減になっています。
たしかに業界内にいても人数削減は肌で感じます。
担当エリアが増えたり、担当製品が増えたり、、
けどこんな早期退職を募集するのはなぜなのでしょうか？
大きく３つの理由があると考えます。
その１：特許切れの問題
これは分かりやすいですね。
医薬品はおおよそ上市して１０年ほどで特許が失効します。
それからジェネリック医薬品が
後発品メーカーから発売され、
自社医薬品の売上は激減します。
それが予想される前のタイミングで
早期退職を募ります。
昨今、
どんどん特許が切れていました。
それらに加え、
国策としてジェネリック医薬品の比率をあげる対策が
多く組み込まれ、
今まで以上にジェネリック医薬品の浸透が速く進みました。
その結果、
毎年のように早期退職が行われていたと予想できます。
その２：パイプラインの枯渇
先ほどは既に発売している薬剤の特許切れの話でしたが、
新薬の話になります。
これから非常に期待できる新薬があれば
雇用は確保されます。
実際、
アルコンファーマの社員に聞いたのですが、
ルセンティスという薬剤が競合のアイリーア（バイエル薬品、参天製薬）に
どんどんシェアを奪われている状況だそうです。
しかしながら、
アルコンファーマは早期退職を募りません！
凄い期待されている薬があるからだそうです。
これが発売されるまで、
なんとか頑張って乗り切ろう！
乗り越えれば挽回できるよ！
こんなメッセージが込められています。
けど、、、
パイプラインがなければ、、、
早期退職を募るしかありません。。。
製薬会社にとって、
今後を占うパイプラインは非常に大切になります。
その３：おじさんMRを標的にした早期退職
今までの早期退職は若くても３０歳以上が対象者です。
３０歳以上もノバルティスとMSDの２社しか知りません。
しかもMSDに関しては、
早期退職者に面談も実施していたので
若ければ辞めさせない＆辞めたいことがバレて、今後の昇進に響く
との憶測が広まっていました。。。
会社としては、３０代には辞めてほしくないのが容易に考えられます 。
では、なぜおじさんMRを標的にするのか？
それは
・給料が高い
・だれでもMRはできる
だからです。
給料が高い
これは分かりますね。
４０～５０歳で１０００万なんてゴロゴロいます。
むしろ下限バーです。
おそらく僕の周りの先輩の平均をとっても
１４００万円くらいはあると思います。
だれでもMRはできる
少し言葉に語弊があるかもしれません。
MRのキャリアはほとんどがずっとMRです。
僕のフロアにも
４０歳以上のMRが１１人いますが、
８人はずっとMRです。
残りの２人は卸担当、広域担当学術グループの経験のある方です。
残念な結果ですが、
辞めてもらっては困るようなスキル・経験をもったMRは
ほとんどいない事になります。。。
安い労働力で元気がある人（＝若いMR）が
重宝される結果になるわけですね。
早期退職は製薬会社だけ？他の業界も考えてみる
製薬業界だけではありません。
いきなり結論ですが、、、、（笑）
数年前では
１０００人規模の早期退職を
行っていたり、
今後、銀行業界も「フィンテック」の大頭によって、
みずほ：１万９０００人（２０２６年までに）
三菱UFJ銀行：６０００人（２０２３年までに）
三井住友銀行：４０００人（２０２０年までに）
の人員削減が発表されています。
主な上場企業を見ても
昨今の円安で企業業績は好調ですが、
早期退職を実施した会社は
昨年は５年ぶりに前年度を上回りました。
※東京商工リサーチから引用
どの業界も厳しい！
既に終身雇用に時代は終わってる！
大学の同級生などに是非聞いてみてください。
みんな口を揃えて言います。
「終身雇用は終わった。。。」
【ステップ２】これからの働き方について考えてみる
じゃーどうすればいいの？
何をしたらいいの？
ってなりますよね。。
LIFE SHIFTっていう本を読んだことがあるでしょうか？
LIFE SHIFT（ライフ・シフト） 100年時代の人生戦略 [ リンダ・グラットン ]
（※余談ですが、ハピタスを経由して購入したら、ポイント３重取りでお得です。）
寿命が延びる（人生１００年）ことによって、
親世代では当たり前だった人生から
新しい人生にシフトしていくよ
って内容ですが、
その内容とMR人生を照らし合わせながら、
読んでいると
MRってベストマッチングやん！
絶対辞めたらアカン！！
製薬業界が危ないから、MRを辞めて
MR向けのお弁当屋さんをやってみようかなぁ～
とか変な考えをしている人！！
気軽に辞めちゃいけません！！
ちなみに人生１００年時代はCMでもバンバン流れてきましたね。
アフラックのCMです。
「LIFE SHIFT ～人生１００年時代の人生攻略～」の概要
これまでの生き方
これまで一般的な人生は３ステージに分かれていました。
教育（～２２歳）→仕事（２３～６０歳）→老後（６０歳～）
学校で勉強して、
大手企業に勤めたら、終身雇用で定年退職まで勤めあげる
その後は年金をもらいながら老後を楽しむ
まさに、親世代です。
僕の父親も東証一部上場企業に勤めて、
数年前に定年退職しました。
まさにこの３ステージを歩んでいます。
しかしながら、
定年までの最後の２～３年は同世代の社員が
どんどん早期退職でいなくなっていったと言っていました。
父は、ずっと平社員でしたが、
それでも会社にいれたのは
経理関係で厚い信頼があり、
コイツじゃないと絶対ダメだと言われていたからです
実際、少額の決済は全て父親がしていました。
「部長から１０万くらいまでの決算は〇〇（父親）に任すから、
お前の判断でGOサインを出してくれと。。。」
そんな存在になれれば
これからの人生も３ステージで生きれるかもしれませんね。
これからの生き方
人生の３ステージは終了すると言っています。
（すでに終了している？）
３ステージの中の仕事がマルチステージにかわり、
下に示す５ステージをグルグル回すようになります。
５ステージの中で、
新しく生まれるの概念が
インディペンデント・プロデューサー
ポートフォリオ・ワーカー
です。
これらに「仕事」、「教育」をあわせた５ステージを行き来するのがこれからの人生だと言っています。
日本語では探検者になります。
「旅をすることにより世界について新しい発見をし、あわせて自分についても新しい発見をする」
と書かれています。
僕は「自分探しの旅」だと思う。
自分が本当にこの仕事に向いているのか？
もっとしたいことがあるんじゃないだろうか？
と自問自答することが今まであったかと思う。
なぜなら、
２２～６０歳まで働く仕事を
２１歳に決めるわけだから、、、
そんな確率はむっちゃ低いと思います。
だからこそ「自分探しの旅」は重要なポイントになってきますし、
いつでもできますが、
多くの人が１８～３０歳、４０歳半ば、７０～８０歳ぐらいの時期が適してる
とも書かれている。
インディペンデント・プロデューサー
自分の職を探す人でなく、
自分の職を生み出す人のことを指しています。
この時期は自分にあっているだろうと思う仕事を
トライ＆エラーで
どんどんチャレンジしていく時期です。
今でいう「個人事業主」の位置づけを言っています。
事業を始めることが最大の目的だとも言っている。
失敗をしても背負うものが少ないので、
チャレンジのハードルが低いとの言えます。
ポートフォリオ・ワーカー
１つの事に集中して行わず、いつくものアクションを行っている状況です。
代表的な例が
MR×不動産がこれにあたると思います。
MRの人の中にも
個人事業務主として
不動産収入などを得ている人も少なくないと思います。
MRとして高給をとれる企業に勤めている
かつ
不動産業としてビジネスを立ち上げようとしている
まさにポートフォリオ・ワーカーの状況である。
この時期は
金銭的資産を増やすことも動機の１つになるし、
人生のさまざまな可能性を探索することも動機の１つになる。
これら５ステージ（エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカー、仕事、教育）をグルグル回すのが、マルチステージになってきます。
現役MRの視点で考えるLIFE SHIFTで重要な要素
僕は石橋を叩いて渡る性格なので、
いつもリスクヘッジを考えて動きます。
いきなり、エクスプローラーにはならないし、
妻に
「明日から会社辞めて東南アジアに自分探ししてくるわ」
なんて言った日には、確実に離婚です。。。（笑）
いきなり、インディペンデント・プロデューサーにもなりません。
妻に
「明日から会社辞めてMR向けのお弁当屋するわ」
なんて言った日にも、確実に離婚です。。。（焦）
やっぱり
ポートフォリオ・ワーカー
の時期が一番大事です。
イメージでは
「MRで給料をもらいながら～〇〇する感じです。」
ポートフォリオ・ワーカーを成功させるための２つの必須条件
ポートフォリオ・ワーカーは誰でもなれません。
２つの必須条件をもっていないと厳しいと思います。
そして、その必須条件をMRはクリアしています。
それは
「お金」と「時間」です。
これ、めちゃくちゃ大切なので
もう一度
「お金」と「時間」です。
ポートフォリオ・ワーカー必須条件その１：お金
マルチステージの中は５つのステージでした。
仕事、教育、 エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカー
その中でお金に困る可能性がある期間が
教育、エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー
の３ステージです。
この３ステージでお金に困れば自動的に仕事ステージに戻ります。
あなたが学びなおそうと思って
学校に再度入学していても
お金がないなら
それを手放して、
仕事ステージに入らなければなりません。。
このようにお金がなければ生活が厳しくなる。
資本主義の大原則です。
そのためお金を貯められる
「仕事」と「ポートフォリオ・ワーカー」の時期に
しっかり貯める必要がります。
ポートフォリオ・ワーカー必須条件その２：時間
時間があるMRだからこそ、
最高のポートフォリオ・ワーカーになれます。
ポートフォリオ・ワーカー、
つまりは何か副業をしようと思ったとき、
通常業務が８時～２２時とかの仕事をしていると
はっきり無理です。
もしかすると
９時～１７時でも中途半端になるかもしれません。
その点、MRは時間を自分でコントロールできます。
さらに
直行直帰の文化が根付いているので
大げさに言えば
１１時まで寝ていても何も言われません。
しっかり仕事をコントロールしていれば、
すき間時間が得られます。
そこでがっつり自分磨きが思う存分できるというわけです。
もちろんそれ次第では
独立などもできるし、
自分の趣味を仕事にだってできます。
未来型働き方モデル「LIFE SHIFT = MRの仕事」が合致します
お金と時間があるから
一気にチャレンジせずに
エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、教育
に向けて基盤を整えることができます。
まさに未来型働き方モデルこそがMRです。
最高のポートフォリオ・ワーカーからの脱却
もしかしたら居心地が良すぎて
最高のポートフォリオ・ワーカーのままでいいよ！
と思うかもしれません。
「ずっとMRがいいな～」
って思うかもしれません。
忘れていませんか？
早期退職の実態。おじさんMRが標的にされることを。。。
辞めなくても
その後の扱いは厳しかったり、中には僻地に異動なんてこともありえます。
家族と離れ離れの生活。。。
悲しすぎます。
早くからしっかり準備しておけばそんな時も気軽に対処できたりします！
まさか！？私が！？そんな時のために準備するワンポイント
本当に早期退職って
特許、パイプライン、おじさんMRの問題が解決しない限り
なくなる可能性は低いです。
今後も苦しくなった時は実施されると思います。
歴史は繰り返すという言葉があるように。。。
自分は大丈夫と思っていても、
おじさんMRも会社の黄金期を支えた人が多いです。
接待も必死にやりました！
売上も伸ばしました！
けど、最後はやめてください。。。
これが現実です。
やっぱり先は何が起こるか分かりません。
自分で主導権を持って、早め早めに準備していく事が大切です。
【ステップ３】人生逆計算する
人生を勝ち負けで表すのは間違いかもしれませんが、
自由に主導権をもって人生を全うした人が
勝ち組だとすれば、
ほとんどの人が人生を逆計算しています。
２０代、３０代のMRが考える人生逆計算：僕を例に考えてみた
【プロファイル】
年齢：３２歳
手取り給料：７００万円（６５０万円＋日当５０万円）
貯金：３００万円 / 年
生活資金：４００万円 / 年
現在の貯金：１０００万円
このプロファイルを元に
CASE１～４まで考えています。
独立してからの収入はゼロとして計算しています。
またLIFE SHIFTでは８０歳以降を老後としているため、
８０歳までで考えています。
CASE1：ポートフォリオワーカーとしてMRを定年（６０歳）まで働く。残り２０年間は独立して仕事をする。
CASE2：ポートフォリオワーカーとしてMRを定年（５０歳）まで働く。残り３０年間は独立して仕事をする。
CASE3：ポートフォリオワーカーとしてMRを定年（４０歳）まで働く。残り４０年間は独立して仕事をする。
CASE4：ポートフォリオワーカーとしてMRを定年（３３歳）まで働く。残り４７年間は独立して仕事をする。
人生シュミレーションはこんな感じになりました。
【CASE１】
８０歳が終了しても１７００万円のお金があります。
これは従来の生き方であります。
【CASE２】
８０歳終了時点でー５３００万円の借金があります。
つまり３０年間で５３００万円稼ぎが必要になります。
１年間あたり約１７７万円になります。
【CASE３】
８０歳終了時点でー１億２３００万円の借金があります。
つまり４０年間で１億２３００万円の稼ぎが必要になります。
１年間あたり約３１０万円になります。
【CASE４】
８０歳終了時点でー１億７２００万円の借金があります。
つまり４７年間で１億７２００万円の稼ぎが必要になります。
１年間あたり約３６５万円になります。
こんな感じで人生逆計算することで、
今の立場と目標が生まれます。
間違いなく若い時からアクションを起こした方が有利です。
そして、
若い時に給料が良い会社に入り
９００万円までいち早く給料水準を上げることが
人生１００年時代に向けての究極の３ステップになります。
※年収９００万は税金の関係上、一番費用対効果が良い。
会社が生き残っている事が大前提ですので、
できるだけ生き残れる会社に所属することをおススメします。
具体的には大手外資系が一番で、次に外資系ベンチャーがおススメです。
ちなみに最近、ミーダスというサイトを見つけました。
これは自分の学歴や経歴と同じ人がどれくらい年収があるのかを
簡単に計算してくれるものです。
無料ですし、悪質な連絡もありませんので、
お試しにやってみてもいいかもしれませんね。
ちなみに下は僕の想定年収です。
大手外資系でMRをしていますが、
いつ何時、何があるかわかりませんので、
転職サイトの【BIZREACH（ビズリーチ）】や DODA
に情報収集を目的に登録しています。
詳しくは過去に記事を書いていますので、よろしくお願いいたします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
