製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

ポンコツ上司に当たってしまった時、実はそれは大チャンスです!

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現役MRのユウトです。

 

今の上司はポンコツ上司なんです。。

ポンコツ過ぎて辞めようと思っていますが、

どうしましょう・・・

 

よく会社の飲み会に参加すると

上司の悪口になる時があります。

これはMRじゃなくても

一般企業のサラリーマンあるあるじゃないでしょうか。

新人の時は2回/週程度飲みに行っていましたが、

ほとんどが上司の悪口です。。。苦笑)

 

僕はこれが嫌になって、今では全く会社の飲み会には参加していません。。。

有意義な飲み会にもなりませんし、

飲み会に限らず前向きな方が楽しいですしね!

 

飲み会は、

現在では会議終了日の飲み会と歓迎会送迎会の飲み会くらいしか

会社の人とお酒を飲むケースはないです。

その少ない場面でも上司の悪口になったりします。。

(さすがに本人の前では言いませんが、、、)

 

それくらい、みんな上司の不満ってあるんでしょうね。

実際、ぼくも経験があるので、

その時支店長に言われた言葉とか自分の考えをまとめていきます。

 

【目次】

僕のMR人生の上司を紹介

入社10年で、経験した上司の人数は6人です。

 

「A上司2年、B上司3年、C上司6か月、D上司2年、E上司1年、現上司半年」

 

それぞれいいところもありましたし、

自分の理想と違うなって部分もありました。

それなりに組織として動いていましたが、

B上司とE上司はポンコツでした。。。笑)

 

当時は

「クソーーーーッ」

って思っていましたが、

その経験は振り返るともの凄く大きくて

人間的に成長でき、すごく器が広くなりました。

 

 

現役MRが考えるポンコツ上司の特長

一般企業にも言えるかもしれませんが、

上(支店長)の言葉しか考えていない上司は本当に嫌ですよね。。。

 

B上司とE上司は、

まさに上(支店長)しか見ていませんでした。。。

 

現場の意見なんてこれっぽっちも考えていません。。(そのように感じます。。)

とある病院で新製品(配合剤)を院内採用させる活動を行っていましたが、

配合剤が絶対院内採用されない病院でした。

 

色々とチャレンジをしましたが、

先生の方から

「会社の理由は分かるけど、

ユウトさん、、こればっかりは難しいよ。。。ごめんね。

ただ他の配合剤も院内には入れないからそこは心配しないで」

 

やっぱり先生も雇われの立場だし、(サラリーマンと同じ状況)

パワーバランスや病院経営の事とか色々あります。

 

僕は諦めましたが(時期をみて再度お願いしようと考えていましたが)

そこを会社のエゴで院内採用を強く求められました。

 

所長や支店長は訪問して採用活動を勝手にします。。。

 

結果、、、、

現在の採用品のカットという最悪の流れになったのです。。

当然新薬も採用にはなっていません。。。

 

いやーあの時はマジで立ち直るまで時間がかかりました。

 

当然、当時の営業数字も全国のMRで最下位ですよ。。。

外資系なのでボーナスにももろ直結です。。。苦笑)

モチベーションも下がりますし、

けど家族がいるから何とか挽回しないと!と思うけど、、

無理っすよね!笑)

 

やっぱりビジネスって波があると思うんですよね。。

毎日良い波じゃないですし、悪い波もあります。

その時はうまく避けながら、

良い波の時の「ドーーーン」って乗れるように

いつでも準備しておくってことが大切なんだと思っています。

 

今回の事例は悪い波に

どーーーーんって

突っ込んでいった結果だと思います。

 

もう変わりましたが、

その上司は、懲りず同じスタンスで活動してるって聞きますけどね。

 

それを見過ごす会社、

見て見ぬふりなのか、、

巨大な権力に守られているのか、、、

 

僕には分かりませんが、

上(支店長・会社)からのエゴだけで動く上司は

本当にポンコツだと思いますし、

一緒に仕事するのは辛いですね。。。

 

その時、支店長から言われた言葉は一生忘れません

採用カットが決まった日に支店長に連絡しました。

 

「何とかユウト、再度採用させろ!お前ならできる」

「他の採用自社製品の処方促進だ!」

 

ビックリしましたね。

まだ処方にこだわるのか。。。

 

所長のスタンスなら分かるのですが、

支店長のスタンスがこれだと

上しか見ていない所長は、、、、

 

もう笑うしかありません。。。

 

 

 

現役MRが考える理想の上司

そんなポンコツ上司もあたりましたが、

本当によい所長の部下にもなった経験があります。

 

そのD所長はマジで凄いです。

 

現場第一主義であり、

本社のバックアップも簡単に取り次いでくれます。

さらには支店長から何を言われていても

現場(MR)の意見を最優先してくれます。

 

コミュニケーションも多く、

ユーモアな所長で、

弱みを見せられつつ、

あの所長が困ってるなら頑張ろうかな~って

思わせられます。

 

僕がとある製品で全然処方がとれない時に

ピンポイントで同行してもらいました。

 

D所長は僕のディテーリングに加え、

自らディテーリングし、

マーケティングとの同行を取り付けます。

全国講演会にも招へいをかけます。

社長のアポイントまで取り付けます。

 

会社ぐるみの力ですよね。

先生自身もこちらを向くしかなく、

今では僕の会社のアドバイザーです!

 

どこかの教授でなく

地方の市中病院の部長ですよ!

 

困っている時に最適のリソースを取ってきて、

ドンドン助けてくれる。

すごくやり易かったですね。

 

個人の能力は伸びなかったかもしれません。。。

悪く言えば優秀すぎたので、ただの操り人形でした。

 

数字が延びた事と優秀な上司がどのようなスタンスで仕事をしているのかを

学べたことが最大のメリットだったのかもしれません。

 

 

ポンコツ上司にあたってしまった、、、どうしよう。。。

今までの上司の経験からですが、

僕たちの要求に関して、素早く動いてくれる上司って優秀だと思います。

逆に自分の保身やエゴの為だけに僕たちを動かすのは

ポンコツ上市だと思ってます。

 

どちらの上司も

所長になる以上

なにか理由があったはずです。

 

売上をすごく伸ばした!

人格者である!

支店長に気に入られた!

 

色々な理由があると思います。

 

けどそれは全て過去の栄光であって、

数字に関しては接待で関係性を深めて売っていた人がほとんどです。

 

それを言ってしまっては終わりですが、

僕たちの売り方・やり方が変化している中で、

上司も変化してくれないと苦しいですし、

やっぱり変化しやすい若い所長がどんどん生まれてきています。

 

会社も分かっているのかもしれませんね。。

 

たまたまポンコツ上司にあたったので、

ずーーっと続くはずはないので、

我慢することも転職しても

どちらでも良いと思いますが、

どの会社にもポンコツ上司がいることは覚えていてください。

 

さらに感覚的な割合ですが、

内資系企業の方が僕がいうポンコツ上司の割合が高いと思います。

年齢も年配の上司が多いので、

官僚主義的な資料も多いですし、

外資系企業の方がまだましな感じがします。

 

その点でも外資系はお勧めできますし、

将来もパイプラインが豊富な外資系製薬会社の方が生き延びる可能性は高いです。

ビズリーチはおススメの転職サイトですし、

情報目的で無料会員になるのもありですね!

 

余談ですが、

最近第一三共の株価が上がっています。

MRの中では合併が噂されていましたよ。

 

あなたならどうする?僕なら大チャンスと思います!

数年前、社長に合う機会がありました。

その時、キャリアについてアドバイスを頂き、

「自分が上司になった時、いいな~って思う作業はノートにまとめておけ」

と言われました。

 

その当時からまとめていたお陰で、

ダメな上司に当たった時にまとめた

「絶対自分が所長になった時はやらないでおこうリスト」

があります。

 

逆に

良い上司に当たった時にまとめた

「これはタメになるマネジメントリスト」

もあります。

 

これこそ自分が所長になった時、

すごく楽できるんじゃないかと思っていて作ったものですが、

僕がそのリストを作っていたことを知った他の支店長から

「今すぐ実践してみて、PDCAサイクルを回した方がためになるぞ」

と言われました。

 

僕はそのリストを一つ一つ検証していきながら、

MRの仕事とマネジメントを楽しんでいますよ!

 

なので、次ポンコツ上司でも楽しく仕事できるんだろーなって思っています