製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

医療業界の気になる記事をまとめてみました。

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現役MRのユウトです。

先日の岡田准一宮崎あおいの結婚報道に衝撃を受けていました。なぜなら岡田さんが演じるひらパー兄さんのある枚方パークはユウトの学生時代に思い入れのある街の一つだからです。よく焼肉を食べに行っていました!本当においしい焼き肉屋があるので、ニンニクをプラスして塩タンやハラミをよく食べていた記憶があります。

そんな芸能界でしたが、パソコンが故障中に医療業界も色々なニュースがありましたので、いろいろとシェアしていきたいと思います。

※まだまだ使い方がわからず、四苦八苦しながら記事をアップしています。。。

 

【目次】

 

バイオジェンアルツハイマー治療薬「BAN2401」のP2中間解析で主要項目未達

以前、期待の新薬で取り上げさせてもらいました「アデュカヌマブ」になります。競合他社が治験が失敗する中、この薬剤だけはうまく成功しており、日本を含む、アジア圏での独占販売をバイオジェンと提携したエーザイ 内藤社長もかなり力強いメッセージを記者会見で流していたので、大きな問題はないと思っていました。

結果はP2中間解析(12か月時点)で主要項目未達。今後、18か月の最終解析まで継続して行うことを発表しました。当日のエーザイの株価は大暴落しました。日経平均株価も2%低下させたと言われています。このようなケースは製薬業界では度々あります。仮に失敗をしても患者さんを限定して再度臨床試験を行ったりするのですが、上市しても使いづらかったりします。同じ作用機序の他の成分が失敗しているだけに気になります。

万が一、試験中止となると、このアデュカヌマブに社運を賭けていたエーザイにとってはかなりの痛手になることが予想されます。早期退職実施や大型M&Aなどといったケースにもなるんじゃないかと僕は感じています。

 

seiyaku-mr.hatenablog.com

 

メルク、キイトルーダ胃がん臨床試験を失敗

MSDの社員に聞くと、胃がん適応取得を大前提に営業組織を立てていたので、非常に厳しいニュースと聞きました。

日本では同効薬のオプジーボが適応売り上げともにTOPを走っております。これから中外製薬なども参入してくるので、非常に激しい領域になってくるのは間違いないと考えています。患者さんは少ないのに、MR数は多く、売り上げも求められるレベルは非常に高くなる。。。。

まるで、プライマリー領域のオンコロジー版がこの領域で進みそうな感じです。なので、適応が取れた取れないは非常に重要な話になってきます。ただ、今回は2ndとしての臨床試験なので、1stで適応を取ることができれば問題はないでしょう!

ちなみに同日に、オプジーボは悪性胸膜中皮腫など3件国内申請をあげています。

 

来年は大型新薬の申請発売ラッシュ

期待の新薬でとりあげさせて頂いたデュピクセントや武田薬品潰瘍性大腸炎エンティビオが発売予定をしています。エンティビオは既に海外ではブロックバスターとして取り上げられており、武田薬品の社員に聞いてみても、かなりの期待をしていると聞きます。この製品を大型に成長させるために、2018年3月には組織の変更をするんじゃないかと噂があるようです。