製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

MRとして出世する為に重要な事

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現役MRのユウトです。

今年もすでに2日が経ってしまいました!年々時間が過ぎるのが早くなってきて、意識しないと何もしないまま年末になってしまいそうです。。ですので、年末には2018年一年で成長した姿を今の自分に胸を張って言えるように目標意識して突き進みたいと思っています!

外資系企業では年度初めが期初になります。(内資は4月が期初)年間の評価も12月に確定になりましたので、今年から再スタートになります!ちなみに2017年の評価は2月中旬にフィードバックされます。その評価を受けて業績メインのボーナス額が決定し、支払われます。製薬会社のボーナスは1回/年、3回/年の会社が多いような気がします。(4回/年以上になると税制上扱いが変わるようで、会社負担が多くなるそうです。)そのうち、業績評価が反映されるものがあり、高い評価の人と低い評価の人では、200万程度違います。会社が絶頂期時の所長ボーナスは約600万と聞いたことがあります(都市伝説になりつつありますが、、一般サラリーマンの年収ですよね。。)

当然、出世すれば年収は高くなりますし、MR→MRの転職すれば年収100~200万円程度は上がる可能性が非常に高く1000万円なんてMR業界ではゴロゴロいます。ギリアド・サイエンシズの同年代MRの年収が1200万円と聞いて驚愕した覚えがあります。しかしながら、今いる製薬会社でしっかりと成績を残して、MRの評価を上げることで年収を増やせますし、評価を上げることで出世や自分の想像するキャリアを積むことの方もいいんじゃないかなと思っています。

ですので、今回は社内の評価を上げるために何が重要なのかを考えてみました。

 

【目次】

 

何といってもまずは営業数字

ご存知の通り、MRはメディカル・リプレゼンタティブで日本語では「医薬情報担当者」の略です。自社製品の情報を医療関係者に届けることで、患者さんへの適正使用を促すことが仕事になっています。この説明は間違ってはいないのですが、社内的には営業マンになります。各々販売数字を持たされ、3か月や6か月毎に営業計画がMR毎に振り分けられます。

その販売計画に対してどれだけ売れたか!これがMRの評価、特に外資系企業では重要になってきます。その中でもアメリカ系の会社は顕著に出ています。

 

同じくらい重要なポイントが他にあります

ヨーロッパ系や内資系企業では営業数字と同じくらいに重要な要素が他にあります。

それは「所長の評価」です。

所長はMRの業績や昇給の権限がかなり持たされているイメージがあります。

所長に好かれていないMRの話を聞く機会がありました。その同僚は人格的にも優秀で営業マンとしてもDrからかなり信頼を置かれている人でした。優秀である上に上司のやり方とあわず、不当な評価をされていました、話を聞く度に本当に理不尽でした。。。

しかし製薬会社はそのような優秀でない上司をMRが採点するシステムが構築されており、先ほどの理不尽な上司は、先日の人事通報で降格されて所長→MRに降格になっていました。

 

パワーバランスを考える

営業数字と所長の評価が重要だと言いましたが、ここでは、一歩進んだ考えをします。

直球に言うと同じ所長のランクでもパワーバランスがあります。基本的に長く所長をしている程パワーを持っているイメージです。なぜなら、自分の部下だった人を昇格させてあげて、所長になるケースがあり、物理的に長く所長をする程多くなってきます。言い方を悪く言えば、所長の中でも自分の子飼いの所長がいるわけです。

所長を管轄している支店長からすれば、その大きなパワーを持った所長を手懐ける事で、支店がうまく回るようになります。そのため、この大きなパワーを持った所長は、実質かなりの権限を持った人物になってきます!

 

最低、同じ支店の所長には覚えてもらう

4年目まで僕は自分のお客さんはドクターで、ドクターに評価されて、しっかり数字を残せばいい!と信じていました。確かに数字を伸ばすことやドクターに気に入られる事は営業マンとして意識するポイントだと思います。

それと同時に出世には社内のコミュニケーションが重要になってきます。先ほどの大きなパワーを持った所長に評価してもらう事は非常に重要な事ですが、同じ支店の所長にも認識してもらう必要があります。

なぜなら、年度末に評価を付ける際、支店単位で自分の直属所長が付けた評価が妥当かどうかを揉む会議があります(通称・評価会議)そこには支店長、所長、本社スタッフ、人事担当などが入り、一日中話し合います。万が一、自分の直属所長が口下手で突っ込まれた時、他営業所長が助け舟をしてくれる事で、評価が守られます。

ですので、せめて支店内の会議ではしっかりと挨拶は必要です!

 

最後に

MRとして出世、キャリアアップするためには社内で評価される事が非常に重要になってきます。やはり評価するのはですし、人との繋がりは大切ですよね!

その評価で年収も変わってきますし、やりたい事もできなくなってきます。。。自分の一度きりの人生を窮屈に生きる事になってしまう可能性があり、少し気をつけるだけで明るい人生が開けると思うと苦手だけど頑張ってみようかな!と僕は思いました!

けど、アカラサマな態度は逆効果だと個人的に思いますので、、、適度にやることをお勧めします!