製薬会社の組合は御用組合?元副支部長が語る真実
現役MRのユウトです。
先週はハッピーバレンタインでした!家に帰ると娘がしっかりチョコレートを作ってくれていて、すごく嬉しかったですし、エネルギーをたくさんもらいました!作るほうもそうなんですが、それ以上に食べるほうもちゃっかりしていました!チョコレートを開けるのを待っていて、めちゃくちゃ狙われていましたが、、、笑)大人気なく断固阻止!!
娘が寝てからチョコレートを毎晩食べながら、この記事も執筆しています。
何を記事にしようかな~と考えていた時、自分のこれまでの経験を振り返り、実は組合の副支部長をしていたことがあることに気づきました。最初は新人になって会社の事も分からないですし、先輩にも誘われて組合に入ったのですが、そこで選ばれて東京に会議に参加することになり、知らん間に副支部長になっていました。そこの経験を今日は記事として書きたいと思います。
【目次】
組合ってどんな仕事をしているの?
大規模な会社になるほど、会社に不満を持ってても、なかなか幹部に届かない事がほとんどです。
組合はそんな時、自分の不満を会社側に届けてくれる素晴らしい組織であります。実際、組合側が動いて会社の就業規則などが変わった案件は多いです。
しかしながら、組合側がこの変更は組合がやりました!と主張してしまうと会社側が悪人になってしまう危険性があるので、裏側で話を合わし、会社が発表するそうです。
そのような仕事がメインになりますが、なかなか社員の組合に対する意識は高まっていきません。。。おそらく諦めている部分も多いんじゃないかと思っていますが、一年に一度だけ注目を浴びる時期があります。
春闘とボーナス時期です!
やはりお金が絡むと皆さん興味マックスになるんですね。。
だれでもなれるの?支部長と副支部長
結論から言っちゃうと誰でもなれます。
・組合は組合の仕事だけをしている専従。
・仕事と全国の組合案件の仕事をする執行委員。
・何もしない一般組合員
の構成でなっています。
僕は副支部長までやりましたが、ほとんどの人は一般組合員で終わります。組合活動は積極的ではありません。
そのため積極的な組合員は重宝され、それなりの仕事をしておけば専従にもなれます。
支部長も簡単だと思います。組合活動をしたからって給料が上がるわけではありませんので、、、それが一番なのかもしれませんね。
組合の専従になるのは出世のため?それとも社員の為?
組合活動に積極的なメンバーがいます。会社によって多少の違いはあるかもしれませんが、この人たちの心の中を覗いてみたいと思います。
・純粋に組合活動をしたい
・多くの社員と交流を持ちたい
・出世したい
この3つぐらいなんじゃないかと思っています。
上2つは簡単に理解できると思いますが、3つ目の出世したいは叶うのでしょうか?
答えは『なんとも言えません』
個人にポテンシャルがあれば組合をきっかけに本社に引き抜かれ、本社の中で出世していきます。
専従から現場へ。。。その後のキャリアについて
専従は基本的に五年以内の任期で終わる人が多いです。
飽きるから?大変だから?
直接、お辞めになった専従の方に聞く機会がありました。
組合に長くいると、会社に戻りづらくなるそうです。会社のトップと交渉を行う専従ですが、結局は会社に戻ってきた時トップの指示を受けます!
一気にパワーバランスが崩れますよね。実際長年支部長をされていた名物支部長も会社に戻り、上層部とうまく行かず退社されています。
現在、春闘の時期です
組合が強い会社は春闘の時期で、会社に18時に帰りディスカッションを行うそうです。議題はもちろんベアアップについて!聞いた話では、とある会社は13500円/年の要求に対して会社回答が12500円/年らしく今年の春闘は長引きそうな雰囲気が出ているようです(およそ2週間程度、、)その期間、毎日組合員は18時に帰るそうで、遠方担当者は仕事にならない!と嘆いていました。
会社にとっても担当者にとっても不利益なシステムなので、そろそろ変える必要があるんじゃないかな?と個人的に思っています。
普通の会社は2回程度の交渉で決着するそうで、お互いの状況を把握してるので、こじれる事は互いに不利益と認識してる感じです。
最後に
色々と副支部長までしましたが、もう組合活動はしなくていいかな?と思っています。というのも、会社の制度を一通り知って、組合の流れも知れたからです。
新入社員で2〜3年限定でやるのが一番いいんじゃないかと個人的に思います。