2018年バレンタインに投稿するMRの基礎知識【大学病院の歴史】
現役MRのユウトです。
今日は男性諸君にとってワクワクする日ですね!ハッピーバレンタインです💛
僕は学生時代あまりイケていない人間だったので、ワクワク半分諦め半分でいました。今は奥さんもいますし、子どもたちが楽しくチョコレートを作ってくれるので、お陰様でハッピーバレンタインです!今から家に帰るのがワクワク、そして早く帰ろうと思っています!それができるのもMRの醍醐味です!
※1日のスケジュールも書いた記事がありますので、ご興味があればご一読ください
数年前に大学病院を担当することになって本当に分からないことだらけでした。。。
教授?准教授?助教授?講師?助教?研究助手?主任教授?特任教授?大学院?旧帝国大学?新八?旧六?
そして誰も教えてくれない(というか、社内で知っている人が少なかったのかもしれません。。。)先生に聞けるはずもなく、何も知らずに、普通に企業人として仕事をこなしていました。今思うとゾッとします。。。。
【目次】
医学部の歴史
このスライドで医学部の歴史はまとめられているんじゃないかと思います。旧帝国大学と言われているのは、歴史が深い東京大学、京都大学、九州大学、東北大学、北海道、名古屋大学の6校になります。海外を含めるとソウル大学と台湾大学も入りますが、今は韓国、中国なので入れることはありません。
この旧帝国大学と言われる大学の派閥が一番強く、影響力をもった大学になります。
旧帝国大学が影響力を持つ理由
考えてみれば単純だと思います。
これらの大学が歴史があり、多くの優秀な医師を輩出しています。そして旧帝国大学以外の他大学は作った時に教授が必要になります。どこから教授を引っ張ってくるのかというと、、、当然旧帝国大学の医師になります。
そして65歳で定年になった時、教授選を行いますが、現教授は自分の出身大学(医局)の候補者を推します。可愛い後輩を推すわけですね。つまりは忖度です。こうやって代々引き継がれ、旧帝国大学の派閥が日本各地にあるのはそのためです。
教授選は大学担当者MRの醍醐味
教授が変われば雰囲気が変わります。それはサラリーマンでも一緒だと思います。社長が変われば組織が変わりますし、雰囲気も変わる。今まで肝臓がメインだった消化器内科が大腸に変わるケースもありますし、TOPで医局全体が変わってしまいます。
その情報をいち早く察知して、情報提供を行い、変わるタイミングで様々なサービスを提供するMRは重宝されますし、変わり目に乗って自社製品のシェアアップに繋げられます。そういう意味では教授選は大学担当者MRの醍醐味と言えるかもしれません。
大学病院と大学院の違い
単純に管轄が違います。
大学病院は厚生労働省、大学院は文部科学省の管轄になります。講演会の肩書は教授と書かれるように、大学院の方がランクが高く、収入・職の安定も確保されているため、正式所属は大学院の方が先生達は喜びます。
それなら、医局の全員の正式肩書を大学院に統一すれば?と思いますが、定員枠があり人数が制限されています。それは病院でも同じなので、省かれた人は応援医師などそんな肩書を持っています。
そして、偉くなるためには論文の執筆が重要になってきます。
大学の医師の仕事
臨床病院と比べて給料も安く激務な大学ですが、それでも居続ける先生達の気持ちを聞いたことがあります。お金も大切だけど、それ以上に研究に対する意欲が高い人が残っているんだよと教えてもらいました。
教授になりたい!と強く思っている人もいるかもしれませんが、それ以上に研究をしたい!と思っている先生が多いこともMRとして頭に荒れておく必要があると思います。
あと大学医師の業務は臨床・研究・教育と言われています。学生に対しての講義です。そのため大学のシラバスなどを覗いてみると先生の活動が分かる時がありますので、先生を知るうえで大切なツールなんじゃないかと思います。
大学担当はMRのステータス?
昔以上に大学担当はステータスでなくなってきていると感じますが、それでも全国80ほどしかない大学病院を担当することはステータスだと感じます。特に内資系ではその傾向が強く感じます。何より自分が所長になった時に大学病院の事を知らないと厳しいと思いますし、経験することは本当に勉強になります。
今開業している先生も大学を経ているわけですし、すべての医師が通ってきた道でもあります。担当をしていてソンはないです!!
最後にあくまでも僕個人の経験ですので、間違った情報もあるかもしれません。それは個々に精査して頂ければと思います。
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