製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

MRの1日のスケジュールを経験に基づいてパターン別にまとめてみました。

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現役MRのユウトです。

この間、オフィスに勤めている大学や高校の友人に聞くと満員電車の中、毎日同じような時間に出社して夜中遅くまで仕事をしている事を聞きます。政府が肝推しで進めたプレミアムフライデーなんて全く意識できない状況だと聞きます。

僕は田舎で育ったので満員電車は経験したことがないんですが、話を聞くだけでゾッとしてしまいます。。。もしかしたら、このブログをみてくれいている人はそのような生活を過ごしている人もいるのではないでしょうか?

会社によって違うかもしれませんが、ユウトが務めている外資系製薬会社の働き方を一挙公開したいと思います。プライマリー領域から希少疾病領域まで幅広く経験させてもらったので、ケース別にまとめてみました。

目次

プライマリー領域のMRのスケジュールをまとめました。

 

まずはプライマリーケア領域のMRの1日のスケジュールをまとめてみたいと思います。開業医・基幹病院担当者・大学病院担当者で大きく時間の使い方が違いました。下記にまとめていますので、ご参照ください。

開業医担当のMRのスケジュール

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基幹病院のMRのスケジュール

 

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大学病院のMRのスケジュール

 

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基本的にはどの製薬会社もこんな感じのスケジュールになると思います。開業医は卸回りが必須になります。卸とは医薬品は製薬会社から直接医療機関に販売する事ができないため、卸を通じて販売しています。その卸の営業マン(MS)との打ち合わせ、コンタクト強化を目的に訪問します。Drに自分が圧倒的に強くなれば訪問しなくても良いのですが、基本的に卸のMSは10年以上担当している人も多く、先生との信頼は厚い人が多い印象です。さらに地方にいけばいくほど、その関係性は強く。とある県だと、圧倒的にMSが強いので、月末で数字が足りないため、先生にお願いして来月分の自社製品を前倒しで買ってもらう事の了承を得たにも関わらず、卸がストップさせる事例なんかも聞いたことがあります。そのため、訪問は必要になってきます。

また基幹病院担当者は朝は営業所、大学担当者は大学に訪問する事が多いです。大学病院はまだ朝訪問が可能なケースが多く、個人病院などになってくれば、訪問規制が厳しく朝の訪問が無理なんだそうです。

理想はしっかりアポイントを取って話し込む!これが基本活動になると思いますが、プライマリーの領域でなかなか困っている患者さんに自社製品が役に立つ事が少ないので、そこは難しい点だと思います。

なんとももどかしいですね・・・・

希少疾病領域のMRのスケジュールをまとめました。

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どうでしょうか?希少疾病領域はこれらに加え、運転時間が非常に長いです。なぜなら担当エリアが非常に広いからです。2県1人も領域もありますし、扱う製品によっても違いますが、1県1人が地方では多いと思います。都心では、担当エリアも広いですが、それ以上に1施設に自分が訪問しなければいけない先生の数も多く、比較的効率的に訪問できるんじゃないでしょうか?

ただ最近の流れとして、希少疾病を含め、MRの人数が見直されています。多く患者さんを診ている先生には手厚く、究極それ以外の先生は訪問しなくてもよいと言われています。

つい最近も、某外資系会社で早期退職が行われ、募集の2倍以上の人数が1日で申し込まれたそうです。これらには会社側も焦ったらしく、募集期間を早期に締め切ったと聞きました。それだけ、会社にとって人材の見直しが行われているのも事実です。また今後の医療業界の流れについては詳しく書きたいと思います。

 

番外編:製薬会社の本社のスケジュールです。

 

MRをしていると色々な部署に異動するケースが少なくありません。そのため、僕も本社に勤務している知り合いが多くなってきました。この間、MRと内勤業務のスケジュールの違いについて、話す機会があったので、番外編として書きたいと思います。

冒頭に通勤ラッシュの話をさせて頂きましたが、そのようなラッシュ時には、彼らは通勤していない事も分かりました。

なぜかというと、スーパーフレックスの勤務形態が取り入れられているためです。

スーパーフレックスの働き方は、一言で表すと「月の総勤務時間を決め、自由に出社退勤できる」働き方です。

そのため、朝6時・10時に出社しても、15時・16時に帰社しても問題ありません月の総勤務時間さえクリアすれば良いのです。(但し、本社勤務は会議が多いので、9時から会議があることもしばしばあるそうです。。。)

ヘルスケア業界なので、自社社員が体調を崩すと凄く問題になりますし、そのリスク管理としてもよい働き方で、働く方としても計画を立てやすいと言っていました。

 

MRはアフターファイブを充実させることも可能

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そんな一日のスケジュールで働いているので、時間が自由になる19時以降の時間の使い方が重要になってきます。

飲むのが好きな人は飲みに行ったり、若手は合コンに出かけたり、家族を大切にしてい人はすぐに帰宅したり、自分の趣味に時間を使ったり、不動産投資やミセスワタナベと扮してFX投資をしている人もいたりします。

人生を謳歌するために本当重要ですね。お金も高給取りの職種ですので、時間の使い方をマスターすれば凄く人生が楽しくなるのがMRです。

MRの給料についても触れたページがあるので、ぜひご参考にしてください。

 

seiyaku-mr.hatenablog.com

 

MRへ転職する為には、サイトに登録して行うのが一番だと思います。実際多くの人がその経路で転職していますので!

それらのサイトについては後日まとめたいと思います。