製薬会社の営業マンのすべて

ヘルスケア業界は、高給取りなどのイメージもありますが、社員に優しい業界でもあります。毎年の就職ランキングで人気職種になる理由も納得です。そんな業界に勤める現役MRが包み隠さず発信していきたいと思います。

製薬業界の働き方改革

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現役MRのユウトです。

 

最近は引越しに向けて荷造りをしており、なかなかブログが更新できていませんでした。。

はい、、、、ただの言い訳です、、、

僕は自分のことで精一杯なんですが、業界ニュースはビンビン飛び回っています!

 

ついこの間も、MRの生産性が低い!厚労省が目を付け、

製薬会社に対して3年を目途に生産性を保った働き方を作りなさい!

といったニュースが飛んでいました。

 

そもそも論なんですが、

会社が領域性を敷いており、

プライマリーを扱っているだけで単純に生産性は低くなります。

 

だって薬価も安いのに、

競合が激しいので狭い範囲でのコール数の勝負になり、

最終的には生産性は低くなります。

 

逆にスペシャリティや領域担当がないMRは売上が高くなるので

生産性が高そうですが、

広範囲を担当することになりますので、

実質の生産性は低くなってしまうことも。。。

 

 

ここで見えてきましたよね!

今後は間違いなく

 

・領域関係なく全製品担当

スペシャリティの新薬を扱う担当

 

この2つが製薬会社の販売モデルの働き方になります。

大まかにはこんな感じで進むと思っていますが、今大きな流れがもう一つあります。

 

それは勤務地限定制度です。

 

名前の通り、勤務地が限定されているMRです。

つまり転勤はありません。

そこに根付いたMR活動を行ってください!というものです。

 

とある外資系企業が

・単身赴任しているMR

・家族とともに暮らしてるMR

の両者の生産性を計算したところ、

 

両者には全くの差がなかったとの事

 

単身赴任をすると仕事の時間が自ずと増え、

パフォーマンスも上がると思っていた会社としては驚愕のデータが出たと言われていました。

家族がそばにいない寂しさは仕事のパフォーマンスを落としています。

 

先ほども55歳の大先輩に単身赴任について教えてもらっていました。

 

単身赴任は4年ほどしか経験がなかったそうですが、

・最後の2年間は寂しくてたまらなかった。

・早く家に帰りたかったが、簡単に帰れる距離じゃなく大変だった。

・勤務地に帰る時が一番苦痛だった。

と切実な心の叫びを聞いていました。

 

けど、今では家族と暮らしているので、

 

毎日が楽しい!!

 

ともおっしゃっていたのが印象的です。

 

社員はこのような心の寂しさがあり、会社も大きな損失をしています。

それはお金です。

福利厚生が手厚い製薬業界は単身赴任で5万円/月程度の単身赴任手当を支払っていました。

それに加え、帰省時の旅費を負担しています。

 

先日、会社の幹部の方と話していると、

この単身赴任者は全従業員の約15%を占めていると言われています。

調べた本人も驚いたと言っていました。

 

この事からも間違いなく単身赴任者は解消の流れです。

 

実際、

毎回人事が流れてきますが、

ふるさと人事

と呼ばれる単身赴任者の帰省が多くなってきました!

 

やっぱり家族全員と一緒じゃないと人生謳歌できません!!

 

(例外的に優秀な会社の支店長候補は関係なく単身赴任をさせますが、、)

 

しかも

勤務地限定制度は外資系の方が積極的に取り入れていると言われています。

自分のキャリアを考えたとき

内資系→外資系や勤務地限定制度の取り入れている会社に転職してみることも一つだと考えています。

 

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